Inventorのファイル形式についてお探しですね。
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Autodesk Inventorの拡張子を使いこなそう!データのやり取りで困らないための基礎知識
3DCADソフトのAutodesk Inventorを使っていると、「このデータ、どの形式で保存すればいいんだろう?」と悩むことってありますよね。
特に、取引先とのデータのやり取りでは、ファイル形式の選び方ひとつでスムーズに進むか、トラブルになるかが決まってしまいます。
この記事では、Inventorで使われる拡張子の種類から、他のCADソフトとデータをやり取りするときに欠かせないSTEPやIGESといった中間ファイル、そしてAutoCADとの連携で重要になるDWGファイルまで、わかりやすく解説していきます。
Inventorの基本となるファイル形式を知っておこう
Inventorでデータを保存するときに使う基本のファイル形式を「ネイティブファイル」と呼びます。
これはInventor専用のファイル形式で、モデリングの履歴や設計の過程をすべて記録しているため、あとから修正したいときにとても便利です。
Inventorのネイティブファイルは、主に4つの種類に分かれています。
まず、部品ひとつひとつを作ったデータは「.ipt(パーツファイル)」として保存されます。
そして、いくつかの部品を組み合わせて製品の形にしたものが「.iam(アセンブリファイル)」です。
さらに、3Dモデルをもとに製造現場で使う2D図面を作ったときは「.idw(図面ファイル)」として保存します。
最後に、製品の組み立て方や分解の手順をアニメーションで見せるための「.ipn(プレゼンテーションファイル)」があります。
これらのネイティブファイルは、Inventor同士でデータをやり取りするときには最適です。
でも、SolidWorksやCATIAといった他の3D CADソフトでは、そのままでは開けなかったり、設計の履歴情報が引き継がれなかったりすることがあります。
だから、社内の作業や同じバージョンのInventorを使っている人とのやり取りにはネイティブファイルを使い、違う環境の人とデータを共有するときは、次に説明する中間ファイルに変換して送るという使い分けが大切になります。
他のCADソフトとやり取りするときの便利なファイル形式
違う3D CADソフトを使っている人とデータをやり取りするときに活躍するのが、「中間ファイル」と呼ばれる汎用的なファイル形式です。
Inventorはいろいろな中間ファイルに対応していて、特によく使われるのが「STEP(.stp / .step)」と「IGES(.igs / .iges)」です。
取引先から別のソフトで作ったデータが送られてきたときや、逆に自分の設計データを納品するときには、これらの形式がよく使われます。
STEPファイルは、国際的な規格として定められているファイル形式で、今の3D CAD業界では最も信頼されている中間ファイルです。
立体の形を正確に伝えられるだけでなく、組み立ての構造や色の情報なども保存できるため、Inventorから他のソフトへデータを出すときは、まずSTEPを選ぶのがおすすめです。
一方、IGESファイルは、STEPが登場する前から使われてきた歴史のある形式です。
特に曲面が多いデザイン系のモデルを扱うときによく使われます。
ただ、立体としての情報が抜けやすく、データを変換したときに面が一部なくなってしまったり、うまく立体として認識されなかったりするトラブルが起きやすいんです。
そのため、機械設計の分野では、今はSTEPを使うことが推奨されています。
AutoCADとの連携で使うDWGファイルについて
InventorはAutodesk社の製品なので、同じ会社が作っている2D CADの定番ソフト・AutoCADとの連携がとてもスムーズです。
その連携の中心になるのが「DWG(.dwg)」と「DXF(.dxf)」というファイル形式です。
InventorではAutoCADのデータをそのまま読み込んで3Dモデリングのベースにしたり、Inventorで作った3DモデルからDWG形式の2D図面を書き出したりできます。
Inventorで図面を作るとき、専用の「.idw」ではなく「Inventor DWG」という形式で保存することもできます。
この形式で保存しておくと、Inventorの3Dモデルとのつながりを保ったまま、AutoCADでも図面として開いて見たり編集したりできるんです。
これなら、3D設計はInventorで行って、最終的な図面の仕上げや細かい注記の追加はAutoCADで行うといった、効率的な作業の進め方ができます。
また、昔からある2DのDWGデータを活かして3D化を進めたいときにも、DWGファイルの読み込み機能が役立ちます。
ただし、AutoCAD側で作られたデータに複雑な要素や特殊な設定が含まれていると、Inventorで読み込むときにうまく表示されないことがあります。
そんなときは、AutoCAD側で不要な部分を整理したり、図形をシンプルな線に分解したりしておくと、エラーなくスムーズにデータを移行できます。
ファイル形式を選ぶときのポイントと失敗しないコツ
Inventorでファイル形式を扱うときに大事なのは、データを送る相手がどんなCADソフトを使っているか事前に確認することです。
相手が使っているソフトやそのバージョンによって、最適なファイル形式は変わってきます。
最新バージョンのInventorで作ったファイルを古いバージョンのソフトで開こうとすると、互換性の問題でエラーになることも少なくありません。
データを出力するときの判断基準として、次のポイントを覚えておくと便利です。
– **相手も同じバージョンのInventorを使っている場合**
ネイティブファイル(.ipt / .iam / .idw)をそのまま使う
– **相手のCADソフトがわからない、または一般的な3D機械設計データの場合**
STEP形式(.step)で出力する
– **曲面の多いデザイン系データや、STEPでうまくいかない場合**
IGES形式(.iges)を試してみる
– **相手がAutoCADで2D図面として編集・閲覧したい場合**
DWG形式(.dwg)でエクスポートする
また、中間ファイルに変換して出力すると、モデリングの履歴(どうやって作ったかの記録)は失われて、ただの形状データになってしまいます。
だから、将来的に設計変更の依頼が来る可能性があるなら、必ずInventorのネイティブファイルも社内用に保存しておきましょう。
それぞれのファイル形式の特徴をしっかり理解して、状況に合わせて適切な拡張子を選ぶことで、データ変換によるトラブルを減らし、効率的でストレスのない設計業務ができるようになりますよ。
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